ビッグモーター店舗前の街路樹は1本5万円!?過去に例のない調査開始!

ビッグモーターの記者会見から数日が経ち、
メディアはこぞって保険金水増し騒動から
街路樹への除草剤散布事件へ舵取りをしています。

今回は、一般的な街路樹の植樹金額の
値段から、街路樹を不当に枯らした際の
損害賠償請求の金額を調査して
みたいと思います。

早速みていきましょう。

街路樹の植樹は1本5万円!

「ビッグモーター店舗の前の
街路樹が
枯れている!」

との騒動が、SNSなどによって拡散されて
きました。

その後もメディアだけではなく、たくさんの
人が実際にビッグモーターの店舗前に行き、
あからさまに店舗前だけ街路樹が
なくなっていたり、枯れている動画が
拡散され始めています。

記者会見でもこのことについて、記者から
兼重前社長や幹部へ質問されていましたが、
「調査します」という回答で終わっています。

環境省が整備している街路樹ですが、
植樹には一般的にどのくらいの金額が
かけられているのでしょうか。

環境省のHPによると、

1本あたり39,000円

植樹の工事費用に8,780円と出てきました。

つまりおおよそ、木を1本植えるのに
5万円のコストがかかります。

(サザンカであれば1本あたり約3,000円ほど)

10メートル間隔に1本と定められている
ので、100メートルですと、約50万円と
なります。

 

引用:環境省HP(https://www.env.go.jp/air/report/h23-01/02-7.pdf)

 

街路樹の役割

街路樹の役割はいくつか挙げられます。

街路樹の役割
  1. 環境への影響を軽減
    街路樹は二酸化炭素の吸収や酸素の放出を
    行うことで、空気中の汚染物質を減らす
    のに役立ちます。

  2. 夏場の気温調整
    街路樹は広葉樹を植えることで、都市の
    熱島現象を緩和し、気温を下げる効果も
    あります。

  3. 都市の美観と景観の向上:
    街路樹は都市の美観を向上させ、
    景観を豊かにします。
    緑豊かな景色は市民の心身の健康にも
    良い影響を与えると言われています。

  4. 騒音の軽減:
    街路樹は交通や都市の喧騒から発生する
    騒音を吸収・減衰させる効果があります。

  5. 土壌保護と浸水抑制:
    樹木の根は土壌を保護し、浸水を防止する
    役割があります。豪雨時には地面に
    浸透する水の量を減らし、洪水の
    リスクを軽減する効果もあります。

  6. 生態系の支援:
    街路樹は鳥や昆虫などの生物にとって
    避難所や食物源となります。
    都市部においても、自然との共生を促進する
    重要な役割を果たしています。

  7. 歩行者と自転車利用者への快適性向上:
    街路樹は歩道や自転車道に沿って植えられる
    ことが多く、日差しを遮ったり、歩行者や
    自転車利用者に快適なシェード効果を
    提供します。

不当に枯らした際の損害賠償

街路樹は日本に住む人たちの税金によって
植樹と、維持が賄われています。

そんな街路樹を不当に枯らした場合、
いったいいくらくらいの損害賠償責任が
課せられるのでしょうか。

日本の法律では次のように定められています。

街路樹を不当に伐採や枯らした際の法律

○国家賠償法
第2条 道路、河川その他の公の営造物の設置又は管理に瑕疵があつたために他人に損害を生じたときは、国又は公共団体は、これを賠償する責に任ずる。
② 前項の場合において、他に損害の原因について責に任ずべき者があるときは、国又は公共団体は、これに対して求償権を有する。

つまりは、街路樹を不当に伐採、
枯らし訴訟された場合、まず裁判が行われます。

 

そこで、街路樹を故意に伐採、枯らした
責任がある者に対して現場復帰に対する
金額の一部又は全額を請求できる
という
ことになります。

実際に過去の判例などをネット検索
しましたが、それらしい判例は
出てきませんでした。

街路樹が個人の敷地内のもので、他人が
伐採などを行った際には現場復帰以上の
金額を請求した事例もありましたが、
公共のものを破壊した際の賠償請求は
現場復帰費用の負担になりそうです。

ビッグモーターの街路樹除草剤騒動で賠償金?

もし、ビッグモーターの各店舗が
自社店舗を見やすくさせるために、
故意に街路樹の伐採を行っていた場合、
国や自治体からビッグモーター側に
賠償請求することになるでしょう。

ただし、これには確固たる証拠が必要と
なってくるため、かなり長期的な調査が
必要
となる可能性があります。

また、実際に不当に除草剤を撒いて街路樹を
枯らした証拠が出たとしても、一見対象と
なりそうな店舗全てに対しての証拠を探す
のはおそらく難しい
のではないでしょうか。

引用:https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/624902

 

つまり、国や自治体が動いて賠償請求を
行なってもビッグモーターの経営が
揺らぐほどの打撃は与えられ得ない
ということになりそうです。

裁判沙汰になったらかなり長期的な調査の
上、裁判も長引くので判決が出る頃には
世の中から忘れられているでしょうね。

北海道札幌市長が損害賠償請求の意向

そんな中動きがありました。

2023年7月27日に北海道札幌市長が会見を
開きました。

内容は

「札幌市内のビッグモーター各店の前の
街路樹が枯れていることを確認した」

「ビッグモーター側に責任がある場合には
損害賠償請求をする考え」

との発表を行いました。

ビッグモーターは札幌市内に
4店舗営業しています。

  • 札幌南店
  • 札幌手稲店
  • 札幌清田店
  • 札幌厚別店

全店舗の前に街路樹があったかどうかは
確認できていませんが、もしあった場合、
現場復帰として損害賠償を求めるので
あれば、全部で200万円程度の損害請求に
なる可能性
があります。

損害請求例

街路樹1本5万円 × 10本(入り口が100m程度)
 × 4店舗

=200万円程度

 

 

まとめ

今回ビッグモーターの保険金水増し
請求騒動が明らかになり、さらに店舗前の
街路樹が不自然に枯れていることで
メディアやネットがプチ炎上していました。

ビッグモーターほどの大会社になれば、
街路樹の現状復帰費用程度の賠償金は
大した金額ではないかもしれませんが、
世論は金額ではなく会社自体の体制に
目を向けています。

街路樹は1本5万円ほどの植樹コストですが
街路樹自体の役割があり、それを不当に
枯らしたとなると世間からのバッシングは
さらに加速しそうです。