2026年最新版として、実務ベースで厳選しています。
日本のShopifyストアを多言語対応しようとすると、こんな疑問が出てきます。
- 翻訳アプリを入れれば自動で全部訳してくれる?手動でも直せる?
- Shopifyのプランによって対応できる言語数が違う、ってどういうこと?
- 商品画像の中に入っている日本語テキストも翻訳できる?
- 多言語対応するとSEOはどうなる?検索順位に悪影響は出ない?
- 通貨の切り替えは翻訳アプリと別に設定が必要?
- Google翻訳・DeepL・ChatGPTで翻訳精度は変わる?
この記事は、そういった「そこが知りたかった」という部分を中心に、日本のストアが英語・中国語・韓国語などへの展開を検討する際に必要な情報をまとめています。アプリを選ぶ前に知っておくべきShopifyの仕様も含めて解説します。
比較表はそのままスプレッドシートに貼り付けたり、CSVでダウンロードしてクライアント提案に活用できます。
目次
アプリを選ぶ前に確認|Shopifyプランの「言語数上限」と多言語対応の仕組み
翻訳アプリを入れる前に、Shopifyプランによって販売できる言語数に上限があることを理解しておく必要があります。
- Basic・Grow・Advancedプラン:最大5言語での販売が可能
- Shopify Plusプラン:最大20言語での販売が可能
「翻訳アプリを入れれば何言語でも対応できる」というわけではなく、まずShopifyの管理画面で販売言語を追加してから、翻訳アプリで各言語のコンテンツを翻訳するという2段階の流れになります。
また、Shopifyは翻訳のデータを自分では持っていません。翻訳アプリが商品説明・メタタグ・ページテキスト等を翻訳して、Shopifyの言語データベースに書き込む仕組みです。そのため、翻訳アプリをアンインストールすると翻訳データが失われるアプリと、Shopifyネイティブのデータとして保存されるアプリがあります。長期運用を見据えるなら、翻訳データの保存先の確認も重要なポイントです。
Shopify翻訳・多言語対応アプリ比較表|コピー・CSV対応
👉 迷ったらこの判断軸
- まず無料で試したい → Translate & Adapt(公式・2言語無料)
- 翻訳+通貨変換をまとめて・文字数無制限 → Transcy
- 多言語SEOを最優先・DeepL高精度翻訳 → Weglot
- コスパよく130言語+180通貨に対応したい → Hextom
- 手動翻訳でブランドの言葉を守りたい → Langify
| アプリ名 | 無料プラン | 有料プラン(最安) | AIエンジン | 通貨換算 | 多言語SEO対応 | 画像内テキスト翻訳 | 向いているストア |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Translate & Adapt (Shopify公式) |
✅ 完全無料 | なし(無料のみ) | Google翻訳(自動2言語まで) | ❌ | ○(hreflang基本対応) | ❌ | まず試す・2言語以内・小規模EC |
| Transcy | ✅ あり(機能制限) | $14.90/月〜(ローカルプラス) | DeepL・OpenAI・Google・Gemini・Baidu(選択式) | ✅(リアルタイム) | ◎ | ✅(AI画像翻訳) | 翻訳+通貨まとめて・画像翻訳必要・越境EC |
| Weglot | ✅ あり(1言語・2,000語まで) | $17/月〜(Starter・語数課金・別途Weglot請求) | DeepL・Google・Microsoft(自動選択)+カスタムAI | ❌(翻訳のみ) | ◎(最強・hreflang・URL別構造) | △(手動対応) | SEO最優先・大規模・高精度翻訳 |
| Hextom: 翻訳と通貨 | ✅ あり(3言語まで無料) | $9.99/月〜(基本プラン) | ChatGPT・Claude・Google AI | ✅(180以上の通貨) | ○ | ✅(画像Altテキスト翻訳) | コスパ重視・130言語・サードパーティアプリ翻訳必要 |
| Langify | ❌(7日間無料体験) | 無料プランあり・$17.50/月〜(Basic) | 手動翻訳メイン(AI補助あり) | ❌ | ◎(SEOフレンドリーURL・hreflang) | ❌ | ブランドの言葉を守りたい・手動翻訳重視 |
※料金は2026年4月時点の情報をもとにしています。Weglotはユーロ建てで翻訳語数による課金体系のため、APPストアと公式サイトの両方で最新情報をご確認ください。
翻訳・多言語対応アプリ5選|詳細解説
① Translate & Adapt|Shopify公式の無料翻訳アプリ。まず入れるべき起点

Shopifyが提供する公式の翻訳アプリです。完全無料で2言語まで自動翻訳できるほか、それ以上の言語も手動で翻訳を入力できます。原文と翻訳文を横並びで確認・編集できるエディタが使いやすく、翻訳データはShopifyのネイティブなデータベースに保存されるためアプリ依存のリスクがありません。「まず越境ECを試してみたい」という段階の第一歩に最適です。
基本情報
- 料金:完全無料
- 自動翻訳:2言語まで(Google翻訳ベース)
- 主な機能:横並びエディタで翻訳・手動翻訳・Google翻訳自動翻訳・市場別コンテンツ調整・hreflang基本対応・Shopify Marketsとの連携
💡 そこが知りたかった:よくある疑問に答えます
- Q. 2言語を超えたい場合はどうする?
3言語目以降は自動翻訳が使えないため、手動で翻訳を入力するか、有料の翻訳アプリ(TranscyやWeglotなど)への移行を検討します。翻訳データはShopifyのデータベースに保存されるため、アプリを乗り換えてもデータは失われません。 - Q. 翻訳の精度は高い?
Googleの最新ニューラル機械翻訳を使用しています。ただし、商品名やブランド固有の表現など、自動翻訳では不自然な箇所が出ることがあります。自動翻訳後に横並びエディタで手動修正するのが実務での基本的な使い方です。 - Q. 新商品を追加したとき、翻訳は自動で更新される?
いいえ、手動でトリガーが必要です。新商品を追加したら都度翻訳の更新を実行しないと、追加分が翻訳されません。これはTranscyなど有料アプリとの大きな差のひとつです。 - Q. チェックアウト画面やメール通知も翻訳できる?
チェックアウトの翻訳はShopifyの管理画面(設定→言語)から直接行えます。Translate & Adaptはストアのコンテンツが主な対象です。
✅ メリット
- 完全無料で追加費用が一切かからない
- 翻訳データがShopifyネイティブのDBに保存されるため、アプリを変えてもデータが残る
- Shopify Marketsと統合されており、国・地域別の商品価格やコンテンツ調整が同時にできる
- 横並びエディタが直感的で、翻訳の確認と修正がしやすい
⚠️ デメリット・注意点
- 自動翻訳は2言語まで。3言語目以降は手動入力が必要
- 新規コンテンツの翻訳自動化ができないため、商品追加のたびに手動で翻訳を実行する必要がある
- 通貨換算機能は非搭載。別途Shopify Marketsまたは通貨アプリが必要
- DeepLや高品質AI翻訳エンジンは使えない
向いているストア
- 英語1言語だけ追加できれば十分な小規模EC
- まず多言語対応を試してみたい初期フェーズのストア
- 将来的に有料アプリへ移行することを見据えた「土台作り」として
エンジニア目線のポイント:クライアントが「まず英語対応だけ試したい」という段階なら、Translate & Adaptを使ってコスト0で多言語対応の土台を作り、反応を見てからTranscyやWeglotへのステップアップを提案する流れが最もリスクが低いです。翻訳データはShopifyのネイティブDBに保存されるため、後からアプリを乗り換えても翻訳済みコンテンツが引き継がれます。
② Transcy|翻訳+通貨換算+画像翻訳がオールインワン。日本ECの越境展開に最も対応した選択肢

OneCommerce.ioが提供する多言語翻訳×通貨換算のオールインワンアプリです。DeepL・OpenAI(GPT)・Google・Gemini・Baiduなど複数のAIエンジンを選択して使えること、商品画像内のテキストをAIで検出して翻訳する「画像翻訳」機能、文字数無制限の自動翻訳が特徴です。日本のECが越境展開する際に最初に検討すべきアプリのひとつです。
基本情報
- 料金:無料プランあり(機能制限)/$14.90/月〜(ローカルプラス)
- 対応言語数:147言語以上
- AIエンジン:DeepL・OpenAI・Google翻訳・Gemini・Baidu・Yandex(選択式)
- 主な機能:多言語自動翻訳(文字数無制限)・通貨リアルタイム換算・AI画像翻訳・ジオロケーション自動切り替え・言語&通貨スイッチャー・用語集機能・Shopify Markets対応・手動翻訳編集
💡 そこが知りたかった:よくある疑問に答えます
- Q. 商品画像内の日本語テキストも翻訳できる?
はい、TranscyのAI画像翻訳機能はバナーや商品画像内に埋め込まれたテキストをAIが検出して現地語に差し替えます。日本のECでは「サイズ表」「特徴説明」などが商品画像内に入っているケースが多く、この機能が特に有効です。 - Q. DeepLとGoogle翻訳はどちらが良い?
言語ペアによって得意不得意があります。欧州言語(英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語等)はDeepLの精度が高く、中国語はBaiduやGoogleが安定しています。言語ごとにエンジンを使い分けられるのがTranscyの強みです。 - Q. 通貨換算はShopify Paymentsと連動する?
Transcyの通貨換算機能はページ上の表示価格を現地通貨に換算するものです。実際の決済通貨はShopify Payments(複数通貨決済対応プランが必要)と連動します。「表示だけ現地通貨で、決済は円建て」という設定も可能です。 - Q. サードパーティアプリ(Judge.me・Klaviyoなど)の翻訳もできる?
はい、多数のサードパーティアプリの翻訳に対応しています。レビューアプリやメールアプリの文言も多言語化したい場合はTranscyが有力な選択肢です。
✅ メリット
- 翻訳+通貨換算が1アプリで完結するため、アプリ間の干渉リスクが低い
- AIエンジンを言語ペアごとに最適なものを選択できるため、翻訳精度のカスタマイズができる
- 商品画像内テキストのAI翻訳は他アプリにはない強みで、日本ECの越境展開で特に有効
- 文字数無制限の自動翻訳で、商品数が多いストアでもコストが跳ね上がらない
⚠️ デメリット・注意点
- 多機能のため初期設定の項目数がやや多く、設定に慣れるまで時間がかかる
- 設定が正しくないとサイト表示速度に影響が出ることがある(キャッシュ設定の確認が重要)
- 管理画面は英語が中心(日本語サポートは部分的)
向いているストア
- 日本語ストアを英語・中国語・韓国語など複数言語に展開したい越境EC
- 商品画像に日本語テキストが入っていて、画像ごと現地語に差し替えたいストア
- 翻訳と通貨換算を別々のアプリで管理したくない初〜中規模EC
エンジニア目線のポイント:Transcyを提案するときのポイントは「画像翻訳」です。日本のアパレル・コスメ・食品ECでは、サイズ表や成分表、キャッチコピーが商品画像内にデザインとして入っているケースが非常に多く、テキスト翻訳だけでは多言語対応が不完全になります。Transcyの画像翻訳機能を見せると「それが欲しかった」という反応が出やすく、提案の決め手になります。
③ Weglot|多言語SEOに最も強い。DeepL+カスタムAIで高品質翻訳を5分で構築
出典:ShopifyAPPストア「Weglot ‑ Translate Your Store」
WordPressをはじめ複数プラットフォームで実績を持つ翻訳SaaSがShopifyに対応したアプリです。DeepL・Google・Microsoftの3エンジンを自動使い分け+ブランドボイスを学習するカスタムAI言語モデルが特徴で、インストールから5分以内に全ページの多言語対応が完了します。多言語SEOへの対応が5アプリ中最も充実しており、検索流入を多言語で取りたいストアに向いています。
基本情報
- 料金:無料プランあり(1言語・2,000語まで)/有料プランあり。APPストアではドル建て表示($17/月〜)
- 対応言語数:110言語以上
- AIエンジン:DeepL・Google翻訳・Microsoft(自動選択)+カスタムAI言語モデル
- 主な機能:全コンテンツ自動翻訳・ビジュアルエディタ(実際のページ画面上で直接翻訳修正)・hreflangタグ自動設定・言語別URL構造(サブディレクトリ/サブドメイン)・用語集・チームコラボレーション・プロ翻訳者への依頼機能・Klaviyo連携
💡 そこが知りたかった:よくある疑問に答えます
- Q. 「ユーロ建て・語数課金」ってどういうこと?コストの見積もり方は?
Weglotはアプリ本体の課金がShopifyとは別でWeglot社に直接支払うユーロ建ての料金体系です。翻訳できる「ユニーク単語数」で上限が設定されており、例えば「1ページ平均500語×20ページ×英語1言語=10,000語」という計算になります。ストアの規模と言語数に応じてプランを選ぶ必要があり、語数上限を超えると翻訳が停止します。導入前に必ずWeglot公式サイトのワードカウントツールでストアの語数を確認することをおすすめします。 - Q. ビジュアルエディタとは何?
実際のサイト画面を見ながら、テキストをその場でクリックして翻訳を修正できる機能です。「どのテキストがどこに表示されるか」を確認しながら修正できるため、翻訳の品質チェックが大幅に楽になります。ただしパスワードロック状態では使えないため、ローンチ前のストアでは注意が必要です。 - Q. 多言語SEOはどう機能する?
Weglotは言語ごとに独立したURLを自動生成します(例:`/en/products/…`)。これにより各言語ページがGoogleに個別にインデックスされ、英語・中国語・韓国語それぞれの検索エンジンで検索結果に表示されやすくなります。hreflangタグも自動設定されるため、異言語間の重複コンテンツ問題が発生しません。 - Q. サポートは英語のみ?
Weglotのサポートは英語とフランス語で提供されています。日本語サポートは現時点では公式には提供されていません。
✅ メリット
- インストールから5分以内に全ページが多言語化される即時セットアップが最大の強み
- hreflangタグ・言語別URL構造・メタタグ翻訳まで多言語SEOが包括的に対応されている
- カスタムAI言語モデルでブランドのトーンや専門用語を学習させ、一貫性のある翻訳が生成できる
- Klaviyo・Instant Search+など主要マーケティングアプリとの連携が充実している
⚠️ デメリット・注意点
- Shopifyとは別にWeglot社への直接支払い(ユーロ建て)が発生。語数が多いストアはコストが高くなる
- 通貨換算機能は非搭載。別途Shopify Marketsまたは通貨アプリが必要
- サポートが英語・フランス語のみ。日本語でのサポートは受けられない
向いているストア
- 多言語SEOによるオーガニック流入を多言語で拡大したい中〜大規模EC
- ブランドのトーン・専門用語の一貫性を翻訳品質で担保したいD2Cブランド
- 翻訳品質の高さを優先し、コストをある程度かけられるストア
エンジニア目線のポイント:Weglotの提案で最初に確認すべきは「語数の見積もり」です。ストアの商品数が多い場合、語数上限を超えてコストが想定以上になるリスクがあります。Weglot公式のワードカウントツールでストアのURLを入力すれば語数の概算が出るため、提案前にこのツールでクライアントのストアを事前確認してから料金を提示することが信頼につながります。また「Shopifyとは別請求(ユーロ建て)」という点は必ずクライアントに事前説明しておきましょう。
④ Hextom: 翻訳と通貨|無料で5言語+180通貨対応。コスパ最高の翻訳×通貨アプリ

Hextomが提供する翻訳×通貨換算のオールインワンアプリです。無料プランで5言語まで自動翻訳できるのが特徴で、ChatGPT・Claude・Google AIなど最新AIエンジンを使った高精度翻訳と、180以上の通貨に対応したリアルタイム通貨換算が1アプリで完結します。200以上のサードパーティアプリの翻訳にも対応しており、レビューアプリや注文管理アプリの文言まで多言語化できます。
基本情報
- 料金:無料プランあり(5言語まで自動翻訳)/$9.99/月〜
- 対応言語数:130言語以上
- AIエンジン:ChatGPT・Claude・Google AI
- 主な機能:130言語以上の自動翻訳・180以上の通貨のリアルタイム換算・200以上のサードパーティアプリ翻訳対応・画像Altテキスト翻訳・多言語SEO対応・CSVインポート/エクスポートによる一括翻訳・ジオロケーション自動切り替え
💡 そこが知りたかった:よくある疑問に答えます
- Q. 無料プランで5言語というのは、どの言語を選んでも大丈夫?
はい、130言語以上の中から自由に5言語を選べます。日本語ストアを英語・中国語(簡体)・中国語(繁体)・韓国語の4言語に展開する場合でも、無料プランの範囲内で対応できます。 - Q. ChatGPTとClaude、どちらの翻訳エンジンを選べばいい?
商品説明のような文章はClaude・ChatGPTが自然な表現に仕上がりやすく、単純なUI文言はGoogle AIで十分なケースが多いです。無料プランから始めて翻訳結果を見ながら切り替えるのがおすすめです。 - Q. サードパーティアプリの翻訳って具体的に何が対象?
Judge.me・Loox・Klaviyo・Yotpoなど200以上のアプリが対象です。レビューの文言・メールの文面・フォームのラベルなども多言語化できるため、ストア全体の言語体験を統一できます。
✅ メリット
- 無料プランで5言語まで対応できるため、導入コストゼロで多言語展開のテストができる
- 翻訳と通貨換算が1アプリで完結し、管理がシンプルになる
- 200以上のサードパーティアプリの翻訳対応が広範で、ストア全体の言語体験を統一しやすい
- 日本語対応のサポート情報が充実しており、日本のEC事業者にとって扱いやすい
⚠️ デメリット・注意点
- Weglotほどの多言語SEO機能の細かさはない。SEOを本格的に取り組む場合はWeglotが優先
- 通貨換算の精度について一部ユーザーからの指摘があるため、導入後の表示確認は必要
向いているストア
- コストを抑えながら5言語以内で多言語展開したい初〜中規模EC
- レビューアプリ・メールアプリなどサードパーティアプリの文言も含めて多言語化したいストア
- 翻訳と通貨換算をまとめて解決したいがTranscyよりコストを抑えたい場合
エンジニア目線のポイント:日本語ストアを英語・中国語(簡体)・中国語(繁体)・韓国語の4言語に展開するケースはアジア越境ECでよくある構成で、Hextomの無料プラン(5言語)でこの4言語+日本語が全て賄えます。「まず無料で始めて様子を見たい」というクライアントへの提案時に、TranscyやWeglotよりも低コストで同等の言語数をカバーできる点は強い差別化ポイントです。
⑤ Langify|手動翻訳でブランドの言葉を守る。SEOフレンドリーURLも完備

シンプルさと信頼性で長年支持されてきた翻訳アプリです。最大の特徴は「手動翻訳メイン」の設計で、自動翻訳に頼りすぎず、ブランドの言葉・ニュアンス・専門用語を人間が直接コントロールできる点です。コーディング不要で設定でき、言語別のSEOフレンドリーURLも標準対応しています。翻訳品質にこだわるブランドや、プロの翻訳者と連携して多言語対応を進めたいストアに向いています。
基本情報
- 料金:無料プランあり・$17.50/月〜(Basic Plan)
- 主な機能:手動翻訳エディタ(横並びUI)・AI補助翻訳・言語別SEOフレンドリーURL(サブフォルダ/カスタムドメイン)・hreflangタグ・canonicalタグ・CSVエクスポート/インポート・サードパーティアプリの翻訳対応・全ストア要素の翻訳(商品・コレクション・ページ・テーマ・カート・チェックアウト)
💡 そこが知りたかった:よくある疑問に答えます
- Q. 「手動翻訳メイン」なのに、AIが使える?
はい。AI翻訳を下書きとして活用して、それを手動で修正・確定するワークフローが基本です。「AI翻訳をそのまま使う」ではなく「AIを翻訳の補助に使い、最終確認は人間がする」という品質管理が特徴です。 - Q. SEOフレンドリーURLとは具体的にどんな形?
例えば日本語が`/products/shirt`なら、英語版は`/en/products/shirt`、中国語版は`/zh/products/shirt`というサブフォルダ構造になります。言語ごとに独立したURLが生成されるため、各言語ページがGoogleに個別にインデックスされ、多言語SEOが機能します。 - Q. プロの翻訳者に依頼したコンテンツをインポートできる?
はい、CSVエクスポートでストアのテキストを書き出し、翻訳者に渡してCSVで戻してもらい、インポートするワークフローに対応しています。翻訳会社・フリーランス翻訳者との連携に最も向いているアプリです。
✅ メリット
- 手動翻訳で全言語のコンテンツを自分でコントロールでき、ブランドの言葉・トーンを守れる
- 言語別URLが生成されるため、多言語SEOが機能しやすい
- CSVでの翻訳データ入出力に対応しており、プロ翻訳者との連携がしやすい
- シンプルなUIで、設定の複雑さが少ない
⚠️ デメリット・注意点
- 手動翻訳メインのため、商品数が多いストアでは初期の翻訳作業に時間がかかる
- 無料プランがなく、$17/月から有料スタート
- 通貨換算機能は非搭載。別途対応が必要
- 新コンテンツを追加したときの翻訳は都度手動で対応する必要がある
向いているストア
- ラグジュアリー・ハイブランド・専門商材など、翻訳の表現・ニュアンスに強いこだわりがあるEC
- プロの翻訳会社やフリーランス翻訳者と連携して多言語対応を進めたいストア
- 自動翻訳の品質に不満があり、全文を手動でコントロールしたい場合
エンジニア目線のポイント:Langifyを提案すべき場面は、クライアントが「自動翻訳の品質が不安」「ブランドの表現を守りたい」という要件を持っているときです。AI翻訳の精度は年々上がっていますが、ラグジュアリーブランドやB2Bの専門用語が多いカタログでは、自動翻訳のみでは不十分なケースがあります。Langifyの「CSV書き出し→翻訳者への依頼→CSVインポート」というフローを説明すると、翻訳品質に敏感なクライアントから評価される提案になります。
日本のストアが多言語展開する際の注意点
日本のShopifyストアが越境EC・多言語対応を進める際によく問題になるポイントを整理します。
🔤 商品画像内の日本語テキスト問題
日本のECでは、サイズ表・成分表・キャッチコピーが商品画像にデザインとして埋め込まれているケースが多いです。テキスト翻訳だけでは画像内の日本語がそのまま残るため、海外ユーザーに伝わりません。TranscyのAI画像翻訳機能、またはPhotoshopなどで言語別に画像を作成してTranscyの「言語別画像切り替え」機能で対応するのが現実解です。
🌐 多言語SEOは設定しないと意味がない
翻訳アプリを入れるだけでは、翻訳されたページがGoogleに正しくインデックスされない場合があります。hreflangタグの設定・言語別URLの生成・メタタグの翻訳がセットで必要です。Weglot・Langify・Transcyはこれらに対応していますが、Translate & Adaptは基本的なhreflang対応のみです。海外流入を増やしたい場合は多言語SEO機能の充実したアプリを選ぶことが重要です。
💱 「翻訳」と「通貨換算」と「決済通貨」は別々の設定
翻訳アプリが表示言語を変えるのに対し、通貨換算はページ上の価格表示を現地通貨に換算します。実際の決済通貨はShopify Paymentsの複数通貨機能(AdvancedまたはPlusプラン)で別途設定が必要です。Transcy・Hextomは翻訳と通貨換算を1アプリで対応しますが、決済通貨の対応は別途Shopify側の設定が必要です。
実務での使い分け|ストア規模・目的別ガイド
- まず英語対応だけ無料でテストしたい:Translate & Adapt(公式・無料・2言語自動翻訳)
- 日本語→英語・中国語・韓国語への3言語展開・コスパ重視:Hextom(無料5言語・130言語・通貨換算込み)
- 画像内テキストも翻訳したい・翻訳+通貨をオールインワンで:Transcy(AI画像翻訳・文字数無制限・147言語・通貨換算)
- 多言語SEOで各国の検索流入を取りたい・高品質翻訳重視:Weglot(DeepL・カスタムAI・言語別URL・語数課金に注意)
- ブランドの表現を守りたい・プロ翻訳者と連携したい:Langify(手動翻訳・CSVワークフロー・SEO URL)
まとめ
Shopifyの翻訳・多言語対応アプリは、「自動翻訳の精度」「通貨換算の有無」「多言語SEO対応」「商品画像の翻訳」の4軸で選ぶのが実務での判断基準です。日本のストアが越境ECを始める際は、まず言語数・コスト・必要な機能を整理してから選びましょう。
- 無料スタートはTranslate & Adapt(公式・2言語自動翻訳・Shopifyネイティブ保存)
- 翻訳+通貨+画像翻訳のオールインワンはTranscy(AI複数エンジン・文字数無制限・画像内テキスト翻訳)
- 多言語SEO最強はWeglot(DeepL・URL別構造・カスタムAI・ユーロ建て語数課金に注意)
- コスパ重視の5言語対応はHextom(無料5言語・130言語・180通貨・サードパーティアプリ翻訳対応)
- 手動翻訳でブランドを守るならLangify(CSV連携・SEO URL・プロ翻訳者ワークフロー)
比較表はページ上部からCSVダウンロードまたはコピーしてクライアント提案にそのままお使いください。多言語対応の設定・越境EC展開でお困りの際はお気軽にご相談ください。





