2026年最新版として、日本国内のShopifyストア向けに実務ベースで厳選しています。

Shopifyでストアを運営していると、こんな悩みが出てきます。

  • 客単価(AOV)を上げたいが、値引きキャンペーンだけでは限界を感じている
  • バンドルアプリを入れたいが、在庫管理が複雑になりそうで踏み出せない
  • アップセルアプリとバンドルアプリの違いがわからず、どちらを選べばいいか迷っている

バンドル・セット販売は、広告費を使わずに客単価を上げる最もコストパフォーマンスの高い施策の一つです。「スキンケア3点セット」「カメラ+メモリーカードセット」のように、顧客が自然にまとめ買いしたくなる設計をするだけで、同じ集客数でも売上が大きく変わります。この記事では、料金・日本語対応・バンドルタイプ・在庫管理の仕組みの観点でShopifyバンドルアプリ5選を比較します。

比較表はそのままスプレッドシートに貼り付けたり、CSVでダウンロードしてクライアント提案にもそのままお使いいただけます。

📌 アップセルアプリとバンドルアプリの違い
「アップセルアプリ」は購入時に上位商品や追加商品を提案するもの、「バンドルアプリ」は複数商品をまとめてセット価格で販売するものです。目的が違うため、両方を組み合わせるのが理想的です。当サイトのアップセルアプリ解説記事もあわせてご覧ください。

Shopifyバンドルアプリ比較表|コピー・CSV対応

👉 迷ったらこの2つ

  • 無料で固定バンドルを試したい → Shopify Bundles(純正・完全無料)
  • 日本語で柔軟なセット割引を設定したい → シンプルセット販売|お手軽クロスセル
アプリ名 無料プラン 有料プラン(最安) 管理画面の言語 バンドルタイプ 初心者向け 向いているストア
Shopify Bundles ✅ 完全無料 無料(追加料金なし) ◎ 完全日本語 固定バンドル・マルチパック 初期EC・シンプルなセット販売
シンプルセット販売 ❌ なし $14.99/月(7日間無料体験) ◎ 完全日本語 クロスセル・セット割引 日本語・クロスセル重視・国産希望
Rebolt Bundle & Upsell ✅ 開発ストアのみ無料 $14.99/月〜(14日間無料体験) △ 英語(表示は日本語化可) 固定・ミックス&マッチ・ボリューム・アップセル バンドル+アップセルを一本化したいストア
Bundler – Product Bundles ✅ あり(基本機能) $9.99/月〜 △ 英語(表示は日本語化可) 固定・ミックス&マッチ・数量割引 低コストで試したい・定期購入連携
Simple Bundles & Kits ✅ あり $14/月〜 △ 英語(表示は日本語化可) 固定・ミックス&マッチ・キット販売 在庫管理重視・POS連携・外部ツール統合

※料金は2026年4月時点の公式情報をもとにしています。為替・プラン改定により変動する場合があります。最新料金は各アプリストアページでご確認ください。


おすすめバンドルアプリ5選|詳細解説

① Shopify Bundles|完全無料で始める・Shopify純正の安心感

出典:ShopifyAPPストア「Shopify Bundles」

Shopify公式が提供する完全無料のバンドル販売アプリです。追加費用は一切なく、Shopify管理画面から直接固定バンドルとマルチパックを作成できます。在庫はリアルタイムで自動更新されるため、バンドル商品と単品商品の在庫が連動し、売り越しのリスクがありません。

基本情報

  • 料金:完全無料(全Shopifyプランで利用可)
  • 無料プラン:あり(すべての機能が無料)
  • 管理画面の言語:完全日本語対応
  • 主な機能:固定バンドル・マルチパック作成、バリエーション(サイズ・カラー)選択対応、在庫リアルタイム同期、バンドル専用商品ページ

✅ メリット

  • 完全無料で使えるため、バンドル販売を初めて試したいストアのリスクがゼロ
  • Shopify管理画面から操作できるため、新しいツールの学習コストがない
  • 在庫がリアルタイムで同期されるため、売り越しを心配せずに運用できる
  • 純正アプリのため、Shopifyのアップデートへの対応が最も早い

⚠️ デメリット

  • 固定バンドルとマルチパックのみ対応で、「3点選んで○○円」のミックス&マッチには非対応
  • 柔軟な割引条件(数量割引・段階的割引)の設定は他アプリに劣る
  • アプリストアでの評価がやや低め(バグ報告が散見される)ため、重要なストアでは十分なテストが必要
  • checkout.liquidをカスタマイズしているストアや、古いテーマでは動作しない場合がある

向いているストア

  • コストをかけずにシンプルなセット販売を試したい初期EC・小規模ストア
  • 「スキンケア3点セット」「靴下3足パック」のような固定セット商品を販売したいストア
  • まずバンドルの効果を検証してから有料アプリへ移行するロードマップを描いているストア

エンジニア目線のポイント:Shopify Bundlesは「Dawn」などのOS 2.0テーマではバージョン11.0.0以降でないとレイアウト崩れが発生することがあります。クライアント導入前にテーマバージョンを確認し、必要に応じてアップデートを先に実施することをおすすめします。また、サブスクリプションや予約注文との同時使用には制限があるため注意が必要です。

▶ Shopify Bundlesをインストール


② シンプルセット販売|お手軽クロスセル|日本語完全対応の国産バンドルアプリ

出典:ShopifyAPPストア「シンプルセット販売|お手軽クロスセル」

株式会社UnReactが開発した日本製のセット販売専門アプリです。セット販売数による追加課金がない固定料金制のため、バンドル数が増えても費用が変わりません。テーマエディタからリアルタイムでUIを確認しながら設定でき、Online Store 2.0対応テーマならノーコードで導入できます。

基本情報

  • 料金:$14.99/月(7日間無料体験あり)
  • 無料プラン:なし(7日間の無料体験あり)
  • 管理画面の言語:完全日本語対応
  • 主な機能:クロスセル型セット販売、パーセント割引・定額割引、セット販売数無制限・追加課金なし、テーマエディタでのリアルタイムプレビュー、デモストア提供

✅ メリット

  • セット販売数がいくつになっても追加料金がかからない固定料金制は、多品種展開のストアで特に有利
  • 管理画面・サポートが完全日本語対応で、非エンジニアのクライアントでも導入・運用しやすい
  • テーマエディタでリアルタイムにUIを確認しながら設定できるため、デザイン調整が直感的
  • デモストアで事前に動作を確認できるため、本番導入前のリスクを最小化できる

⚠️ デメリット

  • 無料プランがなく$14.99/月からのため、まず無料で試したいストアには向かない
  • Shopify Bundlesのような在庫リアルタイム同期は別アプリ(シンプルセット商品在庫連携)が必要
  • Online Store 2.0非対応の古いテーマ(Debut・Brooklyn等)では動作しない

向いているストア

  • 日本語サポートで安心して使える国産アプリを探している中小規模のEC
  • 複数商品の組み合わせでクロスセルを行いたいアパレル・コスメ・食品系ストア
  • 多数のセット商品を作成予定で、追加課金なしの固定料金を望むストア

エンジニア目線のポイント:在庫連携を同時に管理したい場合は、同じUnReactが提供する「シンプルセット商品在庫連携|お手軽セット商品管理の自動化」との組み合わせがおすすめです。セット販売機能と在庫自動連携を国産アプリで完結できる点は、クライアントへの提案価値を高める要素になります。

▶ シンプルセット販売をインストール


③ Rebolt Bundle & Upsell|バンドル+アップセルを一本化したい中規模向け

出典:ShopifyAPPストア「Rebolt Bundle & Upsell」

バンドル販売とアップセルの両機能を1つのアプリで管理できる、中規模ストア向けの多機能バンドルアプリです。固定バンドル・ミックス&マッチ・数量割引・よく一緒に購入される商品(FBT)表示・購入後アップセルまで網羅しており、複数のアプリを入れずにバンドル施策全体を管理したいストアに向いています。

基本情報

  • 料金:開発ストアは無料・本番ストアは$14.99/月〜(14日間無料体験あり)
  • 無料プラン:開発ストアのみ(本番ストアは有料)
  • 管理画面の言語:英語(バンドル表示・通知文は日本語設定可)
  • 主な機能:固定バンドル・ミックス&マッチ・Build-a-Box・数量割引・FBT表示・購入後アップセル・カートドロワーアップセル・AOVダッシュボード

✅ メリット

  • バンドル販売と購入後アップセルを1アプリで一元管理できるため、ストアのアプリ数を最小限に抑えられる
  • 固定バンドルからミックス&マッチまで多様なバンドルタイプに対応し、販売戦略に合わせて使い分けられる
  • AOVダッシュボードでバンドルが実際にいくらの売上貢献をしたか可視化できる
  • ノーコードで導入でき、Shopifyテーマとのシームレスな連携が確認されている

⚠️ デメリット

  • 管理画面が英語のみのため、英語に不慣れなクライアントには導入ハードルがある
  • 料金情報がプラン改定で変動しているため、インストール前に必ずアプリストアページで最新料金を確認することを推奨
  • 一部ユーザーからUI面での使いにくさの報告があるため、導入前に14日間のトライアルで十分に検証することが重要

向いているストア

  • バンドル販売とアップセルを同時に強化したい月商300万円以上の中規模EC
  • 「よく一緒に購入される商品」の自動提案でAOVを上げたいストア
  • 複数のバンドルタイプを試しながら最適な施策を探したいストア

エンジニア目線のポイント:アップセルアプリとバンドルアプリを別々に導入しているクライアントへの提案として有効です。2つのアプリを1つに統合することでストアの表示速度改善と月額コスト削減が同時に実現でき、提案価値が高まります。ただし既存アプリとの設定の整合性確認が必要です。

▶ Rebolt Bundle & Upsellをインストール


④ Bundler – Product Bundles|無料から使えるシンプルなバンドルアプリ

出典:ShopifyAPPストア「Bundler ‑ Product Bundles App」

無料プランからバンドル販売を始められる、シンプルで使いやすいバンドル専門アプリです。固定バンドル・ミックス&マッチ・数量割引(数量ブレイク)に対応しており、サブスクリプション商品との組み合わせバンドルにも対応している点が他アプリにない特徴です。バンドルのランディングページ作成機能も搭載しています。

基本情報

  • 料金:無料プランあり・有料プランは公式アプリストアで要確認
  • 無料プラン:あり(基本的なバンドル機能を無料で利用可)
  • 管理画面の言語:英語(バンドル表示は日本語設定可)
  • 主な機能:固定バンドル・ミックス&マッチ・数量割引・バンドルランディングページ・クロスセルオファー・サブスクリプション商品連携

✅ メリット

  • 無料プランでも基本的なバンドル機能が使えるため、試してから課金判断ができる
  • サブスクリプション商品とのバンドル設定に対応しており、D2Cやリピート商材のストアで活用しやすい
  • バンドル専用ランディングページを作成できるため、バンドル商品を専用ページでしっかりアピールできる
  • シンプルなUIで設定が完結し、英語に慣れていれば比較的導入しやすい

⚠️ デメリット

  • 管理画面は英語のみで、日本語サポートはない
  • 無料プランではバンドルタイプや機能に制限があるため、本格運用には有料プランへの移行が必要になるケースが多い
  • 商品数が多いストアでは、バンドル設定の一括管理に手間がかかる場合がある

向いているストア

  • コストを抑えてバンドル販売を試したい初〜中規模ストア
  • サブスクリプション(定期購入)商品とバンドルを組み合わせたいD2Cブランド
  • バンドル商品の専用ランディングページを作ってSEOにも活用したいストア

エンジニア目線のポイント:サブスクリプションアプリ(Recharge・定期購買など)との連携可否はバージョンや設定によって異なります。定期購入との組み合わせバンドルを検討するクライアントへの導入時は、事前に互換性を確認することを強く推奨します。

▶ Bundlerをインストール


⑤ Simple Bundles & Kits|在庫管理・POS連携・外部ツール統合に強い

出典:ShopifyAPPストア「Simple Bundles & Kits」

Freshly Commerceが開発した、在庫管理と外部ツール連携の信頼性に強みを持つバンドルアプリです。ShipStation・ReCharge・Shopify POSなど多数の外部システムとの連携に対応しており、実店舗とECを並行運営するOMOストアや、3PL(物流代行)を利用しているストアに特に向いています。

基本情報

  • 料金:無料プランあり・有料プランは公式アプリストアで要確認
  • 無料プラン:あり
  • 管理画面の言語:英語(バンドル表示は日本語設定可)
  • 主な機能:固定バンドル・ミックス&マッチ・カスタムキット販売、SKU単位の在庫自動連携、ShipStation・ReCharge・Shopify POS連携、3PLシステム対応

✅ メリット

  • バンドル商品が購入された際にSKU単位で在庫が自動的に調整されるため、複雑な在庫管理が自動化できる
  • Shopify POSとの連携で、実店舗とECのバンドル販売を統合して管理できる
  • ShipStation・3PLなど物流システムとの連携に対応しており、大規模な注文処理でも安心して運用できる
  • 顧客が自由に商品を組み合わせられるカスタムキット(ギフトボックス等)の作成が可能

⚠️ デメリット

  • 管理画面は英語のみのため、日本語に不慣れな担当者には設定のハードルがある
  • 在庫管理・外部連携機能を使いこなすには一定の知識が必要で、初心者には複雑に感じる場合がある
  • 高度な機能は有料プランに限定されるため、本格活用にはコストが発生する

向いているストア

  • 実店舗とECを並行運営しているOMOストア・アパレル系EC
  • 3PLや物流代行を利用しており、バンドル注文の在庫・出荷管理を自動化したいストア
  • ギフトボックスや選べるセット商品(カスタムキット)を販売したいストア

エンジニア目線のポイント:複数の外部システムを使っているクライアントへの導入提案で最も価値を発揮するアプリです。特にShopify POSと3PLを両方使っているストアでは、バンドル注文の在庫自動調整が手動作業を大幅に削減できます。導入前に使用中の外部システムとの互換性を公式ドキュメントで確認することをおすすめします。

▶ Simple Bundles & Kitsをインストール


実務での使い分け|ストア規模・目的別ガイド

実際のクライアント案件では、以下のように提案することが多いです。

  • 無料でまず試したい・固定セット商品を作りたい:Shopify Bundlesからスタート。完全無料で在庫連動もできるため、効果を確認してから有料アプリへ移行する流れが最もリスクが低い
  • 日本語で使いやすいアプリを使いたい・クロスセルを強化したい:シンプルセット販売を選ぶ。国産・完全日本語・追加課金なしの固定料金という組み合わせは日本のストアオーナーに最も合いやすい
  • バンドルとアップセルを一本化したい・多様なバンドルタイプを試したい:Rebolt Bundle & Upsellを選ぶ。1アプリで施策全体をカバーできるためアプリ数を最小化できる
  • 定期購入商品と組み合わせてバンドルしたい・低コストで始めたい:Bundlerを選ぶ。無料プランでサブスク連携に対応している点が他にない強み
  • 在庫管理・POS・3PLとの連携が必要・OMO展開をしている:Simple Bundles & Kitsを選ぶ。外部システムとの統合に最も実績がある
⚠️ バンドルアプリと割引コードの併用に注意
多くのバンドルアプリはShopifyのディスカウントコードと同時に使うと、二重割引が発生したり割引が適用されないバグが起きる場合があります。特にShopify Bundlesは割引コードとの連携に制限があるため、導入前に動作確認を必ず行ってください。