子供でもわかる最新BRICS[2023年]!拡大する新興国が11カ国に!!

南アフリカの首都の一つヨハネスブルグで
BRICS首脳会議が行われました。

そもそも「BRICS」(ブリックス)って
聞いたことがるけど、よくわからない
という方も多いのではないでしょうか。

なんとなく次に来る経済大国?

これからの世界で重要な国でしょ?

というレベルの認識でいるとこれからの
国際競争にどんどんおいていかれる
可能性があります。

特に日本は、ここ数年間、世界と比較して
色々な部分で後進国と言われていますので、
これから世界の国と渡り合っていくために
絶対非必要な知識です。

今回の記事を読めば「BRICS」が
いかに大事なキーワードなのかが
わかるはずです。

それは、1億人以上いる日本人全員に
関わってきます。

生きている限り切り離せない情報と
なりますので是非最後までお付き合いください。

子供でもわかる最新BRICS[2023年]

BRICS(ブリックス)とは、世界の経済的な
舞台で活躍する新興国連合のことを指します。

B=ブラジル
R=ロシア
I=インド
C=中国
S=南アフリカ共和国

5つの国の英語の頭文字をとり
『BRICS』
と言われています。

引用:https://mainichi.jp/articles/20230824/k00/00m/030/274000c

 

当初は、経済新興国(経済的に伸びて
きている国)が力を合わせてさまざまな
分野で協力することを目的として、
連合を組みました。

同じ立場やレベルの仲間同士がチームを
組んで大きなプロジェクトに取り組む
ようなイメージですね。

さらに、今回のBRICS連合会議で、
この5カ国に加えて6カ国の新しい国が
加わりました。

その6カ国とは、
アルゼンチン、
エジプト、
エチオピア、
イラン、
サウジアラビア、
アラブ首長国連邦(UAE)
です。

引用:https://mainichi.jp/graphs/20230824/mpj/00m/030/164000f/20230402ddm005070168000p

 

どの国もなんとなく歴史の教科書などで
聞いたことがあるのではないでしょうか。

アラブ首長国連邦(UAE)なんかは、
最近ではセレブが住む国としても
有名ですよね。

「すでにBRICSじゃないじゃん!」
という声も聞こえてきそうですが、
その通り、すでにBRICSではないんです。

こういった、新興国や途上国をまとめて
「グローバルサウス」
と呼びます。

ただこの「グローバルサウス」というのが、
どこからどこまでの国のことか
正確に決まっていないんです。

なので、世界中の人がわかりやすいように、
ニュースなどのメディアでは、
当初の5カ国の連合国名を使って
「BRICS」といっているわけです。

これからこういう国が増えれば
また呼び方も変わってくることでしょう。

ではなぜ、こういった国が現在
注目されているのでしょうか。

グローバルサウス
  • アフリカ大陸の多くの国々
  • 中東の一部地域
  • 中南米の多くの国々
  • アジアの一部地域

グローバルサウスは、地理的な位置だけ
でなく、経済的・社会的・政治的な
側面も含めて議論があり、厳密に定義
された境界は存在しません。

一般的には、経済的に発展途上国や
発展途上地域を指すために使われます。

 

BRICSの成り立ち

BRICSは最初は、これらの国々が力を
合わせて、経済や政治などで協力
することを目指して始まりました。

BIRCSの多くの国は以前は「発展途上国」
「途上国」なんて言われていました。

なぜなら、以前は、日本やアメリカ合衆国、
カナダ、ヨーロッパ各国なんかが経済的な
発展を遂げて、世界を引っ張ってきました。

私たち日本人も豊かな環境で教育を受け、
権利もあり、衣食住で本当の本当に困る
ことはほとんどなく一生を過ごすことが
できます。

家に帰れば当たり前に電気が通っていて、
屋根があり、ご飯を食べ、柔らかい布団で
寝ることができます。

家から出れば、舗装された道を歩くことが
でき、誰にも襲われることがなく学校や
会社へ行き、授業を受け、仕事をして
対価としてお金を稼ぐことができます。

スマホを見れば、YouTubeを好きなように
見れて、SNSで有名人の批判も気軽に
できます。

これが私たちの当たり前ですよね。

しかし、BRICSの多くの国はその当たり前の
生活ができていない人が多い国ばかりでした。

想像しにくいかもしれませんが、銀行の
口座も簡単に作れないので、お金を
貯めることができず、すぐに物に
交換するしかない国もありました。

しかし、そういった国々が新しい
テクノロジーのおかげで飛び級をして
発展してきています。

これを経済用語で「リープフロッグ」
と言います。

リープフロッグとは

リープフロッグという言葉は、
ある段階をスキップして、より進んだ段階に
直接進むことを指します。

例えば、新しい技術が出てきたときに、
それまでの古い技術をスキップして新しい
技術を使うことをリープフロッグと
言うことがあります。

多くのリープフロッグをしている国に
共通して言えるのが、若い人口が多く
資源が豊富ということ。

発展が遅かったので、
細かいルールが少ないのも特徴ですね。

BRICSの共通点
  • 若い人口:豊富な労働力
    たくさん仕事をできるし、
    理解も早いのでテクノロジーを
    素直に取り入れることができます。
  • 資源が豊富
    石油、鉱物、自然、土地が豊富に
    あるということは、世界中に沢山
    輸出したり、新しい街を作ったり
    できます。
  • 細かいルールがない
    若い人たちが、今の時代にあった
    的確なルールを作ることができる。

    古い考えにとらわれることがない。
    新しい技術をすぐに試せる。

そういう国がみんなで協力すれば、
大きな問題にも立ち向かえるんですね。

BRICSは、最初は経済や貿易の分野で
協力を始めました。みんなで協力する
ことで、お互いの国の力を高めることが
できるんです。

その後、政治や科学技術、教育、文化の
分野でも協力が広がりました。

みんなの得意なことを出し合って、
よりよい未来を作るために頑張っています。

BRICSの現在の位置づけと役割

BRICSは今では、世界の中で大きな存在感
を持つグループになりました。

経済のトッププレイヤーや政治的な発言力
を持ち、世界の未来を担う重要な役割を
果たしています。

この力を活かして、世界中の人々が幸せに
暮らせるように、さまざまな取り組みを
行っています。

みんなで力を合わせて、
未来を切り開いていくんです。

経済と貿易

BRICSは、お金や商品などを国々間で
交換する「貿易」を大切にしています。

資源豊富な国同士が適正な貿易をする
ことで、お互いに利益を生むことができます。

つまりWin-Winですね。

一方だけが利益を産まないように、
みんなでお互いの国の良いところを
活かして、お金を稼ぐ手助けをしています。

政治的協力

国々が仲良く協力することで、世界の
平和や安定を守るための取り組みも
行っています。

政治的な協力をすることで、お互いの
マイナスな部分を補うことができます。

みんなで協力すれば、大きな力になる
ことができるんです。

科学技術と教育

新しい技術や知識を学び、それをみんなで
共有することで、よりよい未来を
作ろうとしています。

これから生まれてくる子供や、まだ社会に
出ていない子供たちが新しい技術と知識を
勉強すれば、数年後にその国は必ず発展します。

みんなの頭の中にあるアイデアを出し
合って、新しいものを生み出すことで
より良い技術を作ろうとしています。

文化交流

異なる国の文化や習慣を知ることで、
お互いの理解を深めることができます。

BRICSの多くの国は、宗教、政治、文化、
人種、言語などが大きく異なります。

私たちの住む日本とアメリカは人種や
宗教は違いますが、ある一定レベルの文化、
教育、法律などは似ていますよね。

それは、戦後日本がアメリカやドイツ、
イギリスの政治や文化を見本に
発展してきたからです。

同じようにBRICSも違う文化や自分の国に
ない特徴を共有することで、新たな
発展ができると考えています。

要するにみんなで交流して、新しい友達を
増やして、自分にない考えを身につける
ことができるんです。

2023年の最新動向:拡大する新興国が11カ国に

そして、2023年8月。新興国の連合BRICSは、
ますます成長しています。

新たに6つの国々が加わって、11カ国の
グループになりました。これはまるで、
新しい仲間が増えて大きな家族に
なるようなイメージですね。

実は現在20国以上のグローバルサウスと
言われる地域の国々がBRICS参加を
希望しています。

すぐに全部の国を加盟すればもっと
発展するように見えますが、たくさんの
国が一気に集まれば混乱も生まれます。

いきなり家族が増えれば、反対意見を言う
人も多くなるので慎重になりますよね。

BRICSの将来展望

BRICSはますます世界で影響力を増してきて
います。

みんなで協力して、世界中の人々が幸せに
暮らせるような未来を築いていくことが目標です。

さらに、BRICSは世界の中で重要な役割を
果たしています。

経済や政治の分野での発言力が高まり、
世界を変える力を持っています。

BRICSは、国々が力を合わせて未来を
築くためのチームです。

みんなで協力して、世界中の人々が笑顔で
暮らせるような場所を作ることが大切です。

まとめ

今現在、アメリカのトップ企業の多くは
BRICS出身者が会社の経営トップにいます。

よく耳にする企業ですと、Google、
Amazon、マイクロソフトなんかがそうですね。

日本企業も不景気のためどんどん海外の
会社に助けを求めています。

日本は島国で、少子高齢化の国ですので、
なかなか外国の力を受け入れるのが難しい
国でもあります。

ただ、もうそんなことを言って
いられないのも事実です。

2023年8月にBRICSが11カ国になり、
今後もどんどん参入してきます。

人口も世界の3/4がBRICSになるでしょう。

今の子供達が社会に出る頃に私たち大人が
しっかり引き継いで、世界で孤立しない
日本を作らないといけないですね。

それにはまず教育の見直し、
汎用テクノロジーの導入などなど
課題は沢山あります。

BRICSのように素直に取り入れるのは
難しいかもしれませんが、それを
行わないと確実に取り残されるのは
もう目に見えています。

それも数年以内の話で、遠い未来の
話ではないんです。

BRICSを味方につけて、色々なものを
共有することで日本が途上国になることを
防がないといけません。